文化・芸術

南馬込に住んでいた! 川端康成 ~日本人初のノーベル賞作家

投稿日:2010年7月25日 更新日:

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【西馬込/文化】

川端 康成かわばた やすなり。1899年〈明治32年〉6月14日 – 1972年〈昭和47年〉4月16日享年72歳。
大阪市北区(現在の天神橋付近)生。東京帝国大学文学部国文学科卒業。小説家。

幼い頃に、両親を亡くす。2歳の時に医者で、漢詩文、文人画を嗜む父親、翌年3歳で母を亡くす。預けられた祖母が7歳で、祖父が13歳で亡くなり、母の実家に引き取られる。11歳で別離していた姉も他界。
作家としては、中学2年のときから、作品を投稿するようになる。

東大在学中に『新思潮』を創刊、923年に創刊された『文藝春秋』の同人にもなる。
卒業後、横光利一らと共に『文藝時代』を創刊し、新感覚派の代表的作家として活躍。

1968年(昭和43年)12月「日本人の心情の本質を描いた、非常に繊細な表現による、彼の叙述の卓越さに対して :”for his narrative mastery, which with great sensibility expresses the essence of the Japanese mind.”」で日本人初、ノーベル文学賞受賞した。

1972年(昭和47年)、ガス自殺を遂げ、満72歳で死去。(Wiki)

川端康成の代表作

『伊豆の踊子』『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』『古都』など死や流転のうちに「日本の美」を表現した作品を発表し、1968年(昭和43年)に日本人では初となるノーベル文学賞を受賞した。

川端康成と西馬込

1928年(当時29歳)に友人の尾崎士郎に誘われて大森子母沢に引越し、その後馬込村の臼田坂(南馬込3-33)に昭和3年~4年の間1年間住む。
当時は主に文芸時評を執筆していました。無口で付き合いの苦手な人柄でしたが、臼田坂には文士たちが数多く住んでいたものですから、尾崎士郎らの訪問を度々受けていたようです。

「賭けに負けたので・・・」と夫人がある日突然断髪姿で帰宅したり、自らもあらぬ恋愛の噂をたてられたりと村の騒ぎを高見で見物とはいかなかったようです。

馬込のエピソード~夜警小屋の役目

・・その午前八景坂上で遭うと立止って、「川端っていう人、やっぱり文士だそうですね」
そう、と私も立ち止まって答えた。
「広津さんより年が若いが、やっぱり、家賃の心配のない文士ですよ。」

「家賃の方はしりませんが、あの人近所の人たちから大変感謝されていますよ。初めは夜っぴき電気がついていて夜中に客があったり出かけてたりするので近所でも得体のしれない人と気にしていたようですが、あそこで夜っぴき起きているおかげで、コソ泥の被害が無くなって・・・。」

川端康成の家は高地の一角にひとかたまりになった、同じ構えの二階家の一軒だった。夫人と二人、それにつがいのコリーがいた。近所はみなサラリーマンで、今はノーベル賞で三つの子供も川端さんのなお知っているが、その頃は誰もしならなかった。

陽気が良くなると、書斎になっている二階の雨戸は終夜閉めず、電気の光がガラス障子から前の小道に落ちている。それが夜警小屋の役目を果たしたのだ。(榊山潤「馬込文士村」より)

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